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いち事務員がふっしょくする弁護士のイメージ

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 いち事務員は文学作品からっきしで日本の名作とか読んでも脳処理が追い付かないんですよね。「坊ちゃん」はてんぷらのイメージ,「高瀬舟」は自殺した弟のイメージ,「羅生門」はおばあちゃんが髪の毛漁ってるイメージで肝心の「作者が伝えたかったこと」はわかりません。読者の受け取りに頼ってばかりです。セリヌンティウスは肝が据わっていること,那須与一は波打つ的を撃ち当てたこと,エーミールはクジャクヤママユの一件で軽蔑したこと,窓際の入院患者はレンガの壁しか見えていなかったことなど,そういうなんとなくささいなことばかり覚えています。

弁護士のイメージが両極端な件

 ちいちゃい子や学生が「将来弁護士になる」って言ったら「かっこいいね。素敵な弁護士になって人を助けてね」と言いたくなる微笑ましい話ですし,突破最難関レベルの司法試験に合格して,限界に打ち勝った弁護士って職業すんごくカッコイイんですけど,いざ弁護士に相談する身になった時や,争う相手に弁護士がついた時の弁護士のイメージはかなり悪いこの高低差が,部下として悲しい。急に距離とられているのが伝わります。

 人生の中で弁護士ってそうやたら登場しないですよね。弁護士がいるってことは,法的にそれなりのイレギュラーが発生していることが予測できますし(発生させないために活躍していたりもするんですけども)。

 弁護士も一般人です。皆さんと同じ距離感です。悪いイメージを払拭したい。

弁護士への依頼は悪魔の契約か?

 弁護士のテリトリーに入ったら良いように案内されて契約させられる。手をとったら最後,弁護士の法律知識で高額を正当に請求される。相手は弁護士だから警察も他の弁護士も動いてくれない。なんて心配してませんか?法律ノータッチが,プロの司法試験合格者に太刀打ちできない。弁護士こわい。なに要求してくるかわからない。いやあお気持ちわかります。今冷蔵庫を開けて麦茶を取り出す弁護士をちらと見ました。麦茶のことで頭がいっぱいなのかもしれません。

 さて話を戻します。そんな弁護士いません。いた場合は不当です。契約するしないは自由ですし,契約しなかったら話したことを口外されたり,事務所内でバカにしたりするんじゃないかと思うかもしれません。そういうことはありません。不安を抱えていた期間が長ければ長いほど,相談をためらうものですが,時間は貴重です。悩む時間がもったいありません。
 契約を希望しないのであれば無理にはお勧めしません(そっけなくするわけではないのでご安心ください)。
 相談が法律用語だらけでなに言っているのかわからないのであればそもそも会話成立していないですし契約に関わる説明を受けているか怪しいので「よくわからない」と言っていただいて問題ありませんし,そういうハナから同じ高さに立ってお話をしてくれない弁護士は今後契約したとしても話がかみ合わないかもしれませんね。というかそういう弁護士をいち事務員今まで見たことがありませんので,法律事務所に相談に行くことにためらっている時間がもったいないですよ!

 これは参考になるかわかりませんが,したっぱって上司嫌いになりがちな印象ありますよね。理不尽極まりないとか,口調がいやだとか,こっちのことなんも考えてないとか,いいとこ取りしやがるとか。合う合わないがあるので入社後判明した“合わない”はなかなか受け入れにくいものだと思います。一事務員,上司が弁護士っていう珍しい職業なんですが,そういう珍しさを差し引いても,上司大好きです。内でも好評だからこそ,外の,しかも不安に押しつぶされそうな人の首根っこ掴んで高額請求するなんてありません。そういうことに事務員も加担していることになってしまいますので,願い下げです。

誤解を招く弁護士費用が高額という印象

 弁護士費用ってウン十万かかるのがほとんどですよね。実際オリオン法律事務所も少なくても20万〜40万はかかってくる場合が多くあります(もちろんご依頼内容によります)。一カ月の給料レベルのお金を用意しなきゃいけないなんて,なんて高いんだ。たかが債務整理,たかが離婚になんでこんなにお金がかかる!…そう思うお気持ちがおありの方もいらっしゃると思います。

 弁護士の対策は完全オーダーメイドです。おおまかなやり方や流れはあれど,それが一本でなんのトラブルや特殊性なく滑り通ることはありません。逐一状況を把握して修正しながら対応しています。

 払うお金が高いから慎重になってしまい,なかなか相談に切り出せない方は結構いらっしゃると思います。慎重にお金を使うのは大変良いことです。お金を大切にするお気持ちは大事にしてほしいと思います。 費用については生活の状況に合わせて,「生活も大変なように見受けられますので,毎月1万円をコツコツ積み立てていきましょう」だったり「では3万円を毎月いれていきましょう。大丈夫そうですか?生活の状況も変わるかもわからないと思うので,もしやってみて無理ならまたご相談ください」といったように,柔軟に対応が可能です。「弁護士に〇〇万円はらう」というよりも「弁護士を毎月〇万円で頼る」という認識を持っていただく方が抵抗がなくなるのではないでしょうか。 債務整理でご契約であれば,ご契約中は債務整理の要件については全力で守り抜き,生活のサポートもします。離婚でご契約であれば,離婚関係の内容やトラブルなど相当程度ご協力します。

  オリオンでは定期的にお客様アンケートを行っていますが,ほとんどの方は満足にマルをつけていただいています。弁護士によればこれは元々困っているご依頼者様にメリットがあると判断してご依頼を受けているので,ちゃんと仕事をして結果を出せばご満足いただいて当然で,さらに改善しなければならないとのことでした。そういうものでしょうか。

  ね。ちょっとでも意識変わったら嬉しいです。 お金という対価と経験を弁護士は得て,ご依頼者様は安定した生活を取り戻す。WINWINです。悪魔のようにアンバランスな見返りは求めません。おかしいと思ったら弁護士に質問も出来ますし,不審を持てばあまり言いたくはありませんが契約を解消することだっていつでも出来ます。

 もちろん受け取り方は様々です。いち事務員が伝えたかったことよりも,どこの部分を思い出していただけるかがこの文章大事だなと思う次第です。


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