横浜オリオン法律事務所　事務員ブログ

いち事務員が遭遇する交通事故解決の流れ

　共感が得にくいと思いますが、映画や漫画などの作品を見たとき、見終わった直後よりも、時間を置いてからのほうがずっしり余韻に浸れるタイプです。いち事務員は情報量が多いことは後で反芻するタイプでもあるようなので、頭の中でもう一度上映会をして、考察したり読み取ったりして感動しています。

　交通事故も、直後はなにがなんだかわかりません（今回ばかりは無理矢理話を繋げた感が否めません）。とりあえず「なにが起こったかわからないけどこの状況は恐らく事故だろう」と理解するのにいっぱいいっぱいだと思います。動画サイトに投稿されているドライブレコーダーの録画映像をよく見ますが、事故の瞬間は悲鳴か、暴言か、ため息が多い。そりゃパニックにもなりますよね。いち事務員も普通自動車免許を持っていますが、事故に遭ったら「逃げない」「しょげない（真摯に対応する）」ことを徹底するつもりです。がんこちゃんみたいです。

　長くなりましたが、ひとまず、今回は「事故に遭ったあとは、弁護士に相談しよう」というひとつの提案をします！

誰だって交通事故初心者

　「いやあもう事故これでｎ回目だから！もう余裕余裕。じゃあちょっと警察と、あと弁護士に連絡しときますね。後日こういう書類を作成して、こういうやりとりしときますんで！あとこれ多分右足折れてるんで、完治までどのくらいかかるかわかりませんし、いつ症状固定になるかわかりゃしませんけど、まあまた進捗連絡しますわ！」みたいな人、いませんよね。…いえ、いる…かもしれません（ナゾに予防線を張ります）。

　が、大半が「やっちまった」「どうしよう」で頭パンパンです。いち事務員も絶対そうなります。
　保険会社も、弁護士も、被害者加害者がそういう不安なお気持ちであることを重々理解して物事を進めます。ひとりで抱え込まず、相談するに越したことはありません。

弁護士特約の存在を忘れがち

　「弁護士特約」というのがあります。自動車保険や火災保険なんかの追加オプションなんですけど、これもざっくり説明すると、弁護士を頼んだ時にかかる弁護士費用を保険会社が負担してくれるというものです。

　弁護士特約をオプションで付けていれば、もちろんその分保険料も多く支払っていると思いますので、こういう「いざ！」という時に活かさないとですね！ 弁護士にお電話・予約をする前に、自分が入っている保険を片っ端から調べて、弁護士費用特約がついていないか確認しておくことをおすすめします。

　自動車保険に限りませんからね！火災保険などいろんな損害保険の特約になっていますので、知らないうちに入っていることもあります。

どのタイミングで弁護士に相談すべき？

　交通事故に遭った流れですが、身体に支障をきたしていることが想定されますので、まずは病院に行きます。このとき、アドレナリンの関係で痛みを感じないですとか、なにかしらの理由で今は痛くない、ということもあるかもしれませんが、必ず病院には行っておきましょう。時速数十kmで走る塊の中にいて無事かどうかは、実際に医者に診てもらわない限りにはわかりませんし、後々突然症状が出ることもよくあることです。

　その後治療（手術や療養など）を開始して、回復に向かうことになります。その後医師から、これ以上の回復が見込めないと判断された場合は「症状固定」といって、保険会社が治療費などを負担し終わるタイミングになります。

　ここまでで、弁護士に相談するのはどのタイミングでも基本OKです。ただ、あまり状況が進みすぎていると、把握漏れがあったりするかもしれませんし、急ぎ対応が必要になり、てんやわんやになることが想定されますので、やはり早期に頼っていただいたほうが、より早く先を見越して行動できるので良いと思います。

　弁護士と一緒に、交通事故の手続きを解決していきましょう！

日弁連交通事故相談センター　なるものがある

　交通事故の事前知識もないし、藁にも縋る思いで頼った弁護士が自分に合わなかったら…そういうリスクへの不安も正直あると思います。誰だって、なるべく円滑・迅速に、コトを大きくせず済ませたいですね。
　オリオン法律事務所のいち事務員としては、「弊所弁護士に全面的に任せていただきたい！」と仁王立ち状態ですが、「法律事務所じゃなくて、とりあえず一般的に相談できる環境を知りたい」という需要もあると思います。オリオン法律事務所に相談する、という選択肢をそのまま候補に挙げつつ、一般的な相談窓口もありますので、ここで紹介します。解決へのサポートも、いち事務員のブログの役目ですからね！

• 日弁連交通事故相談センター

• 日弁連交通事故相談センター　神奈川県の相談所

オリオン法律事務所も相談無料です！

　オリオン法律事務所でも、相談料無料で弁護士に相談ができます。時間制限も特にありません。所要時間は目安１時間、多くて２時間くらいでしょうか。状況をより細かく共有することも、ゆっくり弁護士に今後を聴くこともできます。

　こちら交通事故被害者向けのオリオン法律事務所のページです。弁護士費用の話や事故後の流れも紹介していますのでぜひ覗いてみてください！（オリオン池袋事務所のページですが横浜でも同じく交通事故のご相談ができます！）

• 交通事故の示談交渉は弁護士へ｜オリオン法律事務所

余談

　いち事務員としては、綺麗ごとかもしれませんが、もっと世の人間は「周りに頼る」ことをし合ったほうが良いと思うんですよね。各々自身で危機感を高めるのも良いことですが、だからといって他の人を助けなくてもいいことでもないと思いますし。そうは言いつつも結論、頭ではわかっているのに、他人に頼るのは難しいんですよね。それが出来ればとうにやってる。出来ないからこそ、弁護士という存在がいる。というのもひとつの存在理由だといち事務員は認識しています。

　だから、弁護士に頼ることに躊躇しなくていいんです。それが仕事ですし。 頼る相手や、判断材料を得るための相談先として、弁護士のことを覚えてくださると嬉しいですし、この記事を読み終えた後、もっと言えばピンチが迫った時に、一つの選択肢としていただくと、人生に突然降りかかる交通事故にも、その他人生のいろいろな事件にも対応できるかもしれず、とてもリスクの多い人生が少し安心安全になるように思います。

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